【司法】民事訴訟で「裁判官から暴言」国に3万円の支払い命令
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男性は長野地方裁判所飯田支部で行われた民事訴訟の審理の中で、裁判官から「あなたの審理が終わらないので私は上司から怒られている。左遷の話も出ている」などと暴言を吐かれたとして、国などに200万円あまりの支払いを求めていました。
地裁飯田支部は30日の判決で、国に3万円の支払いを命じました。
裁判官だからといって全員が人格者であるということは、残念ながらありません。もちろん人格的にも素晴らしいのだろうと思わせられる裁判官にも多数回当たっていますが、他方であまりにも口の利き方が悪かったり露骨に態度が悪いといった裁判官に当たったこともあります。
弁護士であれば裁判官から威圧的な態度を取られたとしても、気にせずに流せるかもしれません。問題は、当事者本人も同席するようなケースです。当事者の多くは裁判所という雰囲気自体に慣れていないにもかかわらず、そのような威圧的な態度を取られると慣れば、萎縮してしまいます。
懇意の判決の理由を読んでいないので何とも言えませんが、3万円程度であれば国にとって痛くも痒くもないということだけは確かでしょう。
中尾慎吾