【国会】1票の格差:東京高裁が「違憲」、松江は「違憲状態」
http://mainichi.jp/select/news/20131225k0000e040170000c.html
東京高裁判決は「4増4減は当面の是正策にすぎず、次回(16年)選挙に向けた協議でも改正案が具体化されている様子はうかがえない」と批判。「格差は著しく不平等で、国会の裁量権の限界を超えている」と結論付けた。ただ、選挙やり直しの影響の大きさを考慮し、選挙自体は有効とした。
選挙のやり直しの影響の大きさを考慮することはもちろん必要ですが、選挙をやり直せば大きな影響を及ぼすことは一般論レベルにおいてもその通りだと思うので、要するに、およそ違憲であったとしても選挙は必ず有効というような与党にとって極めて好都合な仕組みとなってしまうのではないでしょうか。
必ず有効であれば、誰も是正しようとはしないのでは? 裁判所の意義を、もっと考えるべきでしょうね。特に、裁判所の意義を理解していない国会議員は少なくないのではないでしょうか。
中尾慎吾