出身大学について（学部編）

中尾慎吾です。私の出身大学は、大阪市立大学です。JR阪和線「杉本町」駅から徒歩で10分程度の場所にあります。天王寺駅を経由して、電車で通っていました。

学部は、法学部です。小学生の頃から漠然とではあるものの法曹に対する憧れを持っていたため、法学部以外を受験した経験がありません。大阪市立大学以外にも複数の私立大学を受験しましたが、すべて法学部でした。

大阪市立大学の場合、法学部だからといって法曹を目指す人が必ずしも多いとはいえず、公務員志望者が多かった印象です。大阪市立大学は国立でもなく私立でもなく、市立すなわち公立の大学です。公立大学というのは日本全国でもそれほど多くないと思われますが、ある種の特別な雰囲気があるように思います。上手くは説明できませんけれど。

大阪市立大学は、決して派手な大学ではありませんでしたが、学情と呼ばれる図書館が、とても便利でした。学生の数も多くないため、定期試験の期間以外であれば、快適に利用することができました。

大学３年次には、法社会学ゼミに所属していました。司法試験を目指す学生としてはとても珍しいゼミの選択となりますが、とても興味深い対象について学習することができました。

なお、大阪市立大学法学部には法律相談所（部？）という学部公認の法律学習団体が存在しました。弁護士や学者の監督のもと、市民の方から無料相談を受けるといった活動もしていたようで、法曹志願者の多くがその団体に所属していたようです。

私は、法律相談所（部？）には所属していませんでした。特にこれといった理由もないのですが、当時から、協調性に欠けていたのかもしれません……。

過去には、大阪市立大学以外の大学に行きたいと思ったこともありましたが、今となっては、楽しかった思い出しかないです。あれ以上明るい校風でも、あるいは暗い校風でも、おそらく溶け込めていなかったと思います。大阪市立大学のテンションが、私には快適でした。