相談・コンサルティング業務のために必要なスキル
決められた時間の中で、的確に要点を聞き出すことが求められます。つまり、相談者の話の流れを妨げない限度において、主導権を弁護士・コンサルタントの側で握っておく必要があるでしょう。
主導権を握るものの、それを感付かれてはいけません。自然な形で、気付かれないように、導くことが必要です。
会話の際には、目線にも気を配るべきでしょう。目を見て話を聴くことはもちろん重要ですが、目を見つめすぎても、話をする側が警戒心を抱いてしまう可能性があります。
とにかく、ただ知識を有しているのみでは対処できないのが、コンサルティング業務だということです。極論を言えば、知識は調べることで対処できますが、調査の前提となる事実の聞き出しは、一朝一夕では身につかないということです。
弁護士もコンサルタントも、接客業だということです。接客業でもあり事務作業でもあり肉体労働でもあり営業職でもある、これが弁護士でありコンサルタントであるのだろうと考えています。
「弁護士は最強のコンサルタントである」