離婚する際になぜ弁護士が必要か
弁護士をつけずに離婚を成立させる方も多いでしょう。特に協議離婚の場合、弁護士がつかないケースがほとんどです。
協議離婚でも構わないのですが、厄介なのが、財産分与の請求を失念していた場合でしょう。
財産分与を取り決めなくても、離婚は出来ます。財産分与は、離婚成立後でも請求することが可能です。
もっとも、財産分与の請求には除斥期間が設けられており、離婚成立時から2年を経過してしまうと、もはや財産分与を請求することが不可能となってしまいます。
このような規定を見逃していると、とんでもないことになる可能性も否定できません。
とにかく早く離婚したいからといって、弁護士に相談せずに協議離婚をしてしまうことは、やはり危険でしょう。後から悔やんでも、どうにもならないのです。法律というものは、法律を知っている人のことは保護しますが、法律を知らない人のことまでも保護するものではないのです。法律を知らない人は、要するに、損をするのです。
弁護士は言うまでもなく法律のプロですから、まずは弁護士に気軽に相談してみれば良いでしょう。気軽に相談することにより、気付かなかった問題点が浮上することもありますし、何も問題がないというお墨付きを得られることもあるでしょう。
弁護士という最強のコンサルタントに、気軽に相談するという習慣を身につけられたほうが良いでしょう。損をしない選択をしていきましょう。
損をしない選択のために使えるのが、弁護士というコンサルタントなのです。
離婚のコンサルティングは、弁護士にしか出来ません。調停や訴訟の代理権の無い人が何を解説しようと、それは質の高いコンサルティングではあり得ません。質の低いコンサルティングを受けてしまえば、有害ですらあるのです。
質の高いコンサルティングを受けたい方は、自分の目で、弁護士を選びましょう。選ぶ材料は、色々とありますが、例えばTwitterやブログで情報を発信している弁護士などを選ぶことも一つの合理的な選択であると言えるかもしれません(最後は宣伝のようになりました)。
弁護士は最強のコンサルタントである。
中尾慎吾
bengoshi.soudan@gmail.com